2025.05.15
クリエイティブ・ブランディング実践
『なんとなくカッコいい』では終わらせない。ビジネス成果に繋がるクリエイティブ提案の秘訣

企業活動において、「クリエイティブ」は今や単なる「見た目の化粧」や装飾としてではなく、ビジネスを成長させるための重要な経営資源であると認識されています。しかし、その一方で、「デザインやクリエイティブに投資しても、結局『なんとなくカッコいい』で終わってしまい、実際のビジネス成果に繋がっているかどうかわからない」といった声も少なくありません。
ビジネス成果に繋がるクリエイティブ提案、総合デザイン経営プロデュース
私たち合同会社manoが提供する「総合デザイン経営プロデュース」では、デザインやクリエイティブの力を最大限に引き出し、明確なビジネス成果へと繋げることを目指しています。単に「カッコいいもの」を作るのではなく、クライアントの抱える経営課題を深く理解し、その解決に貢献する「いい手」を共に考える、戦略的なクリエイティブ提案を行うことを得意としています。
では、「ビジネス成果に繋がるクリエイティブ提案」は、どのように生み出され、どのようにクライアントに届けられるのでしょうか。本記事では、私たちの顧客折衝経験や多様なクリエイターとの協業経験を踏まえ、その秘訣をお伝えします。
秘訣1:表面的な要望ではなく、ビジネス課題の「本質」を見抜く
「ウェブサイトをリニューアルしたい」「新しいパンフレットを作りたい」といったご要望から、私たちのプロジェクトは始まることが多くあります。しかし、それが本当に解決すべき課題なのか、あるいは目的達成のための最適な手段なのかは、深く掘り下げてみなければわかりません。
「本質」を見抜く
ビジネス成果に繋がるクリエイティブ提案を行う最初のステップは、クライアントの表面的な要望の裏にある、真のビジネス課題や経営者の想い、そして組織が抱える課題の「本質」を見抜くことです。
私たちは、クライアントの経営者に寄り添う「かかりつけ相談員」のような姿勢を大切にしています。単なる請負業者としてではなく、パートナーとして同じ視点に立ち、共感する。デザイン思考における「共感」のプロセスは、まさにこの本質を見抜くために不可欠です。
企業システム全体の中で、どのように連関しているのかを捉える
さらに、システム思考を用いて、個別の課題が事業構造、組織体制、ブランド体系といった企業システム全体のどの部分とどのように連関しているのかを俯瞰的に捉えます。単に「ウェブサイトのデザインを良くする」のではなく、それが「顧客体験(CX)向上」にどう貢献し、ひいては「顧客満足度アップ」 や「ブランド価値の向上」、「競争力の強化」 にどう繋がるのか、全体像を捉えることが重要です。
このプロセスでは、クリティカル思考で前提を疑い、ラテラル思考で既成概念にとらわれない発想を試みるなど、多様な思考法を融合させます。これにより、クライアント自身も気づいていないような、潜在的なニーズや組織の深部に横たわる課題を明らかにし、クリエイティブが貢献できる本質的な領域を特定します。
秘訣2:明確な戦略に基づいたクリエイティブ戦略の策定
ビジネス課題の本質が見えたら、次はそれを解決するためのクリエイティブ戦略を策定します。ここが、「なんとなくカッコいい」で終わらせないための最も重要な分かれ道です。
課題解決に向けた手段の最適化
クリエイティブ戦略は、単にデザインの方向性を決めることではありません。それは、特定されたビジネス課題を解決するために、どのようなメッセージを、誰に、どのように届けるかを明確にし、そのための最適なクリエイティブな手段(デザイン、コピー、写真、映像、ウェブサイト、イベントなど)と実行プランを定めるプロセスです。
異分野の知見を統合するシナジー思考
私たちの強みは、デザイン、経営戦略、コンサルティングといった異分野の知見を統合するシナジー思考にあります。独自の「ビジネスモデルリデザイン(BMR)」などのフレームワークも活用しながら、新しい商品・サービスの開発、業務プロセスの効率化、組織活性化 といったビジネス成果に直結する戦略をデザインに落とし込んでいきます。
目標設定とビジネス成果につながるプロセスを可視化
戦略策定においては、必ず「何をもって成功とするか」という目標設定を行います。ウェブサイトの訪問者数や問い合わせ数といったオンライン指標から、ブランド認知度の向上、従業員エンゲージメントの上昇、さらには具体的な売上や利益への貢献まで、可能な限り定量的・定性的な成果指標(KPI)を設定することを意識します。これにより、クリエイティブの投資対効果(ROI)を可視化し、提案の妥当性を示すことが可能になります。
この段階で、単なる「カッコいい」デザイン案を考えるのではなく、なぜこのデザインが、この戦略にとって最適なのか、このクリエイティブによって、ターゲット顧客の行動や感情がどのように変化するのか、そしてそれがどのようにビジネス成果に繋がるのか、というロジックを明確に構築します。
秘訣3:相手と文脈に合わせた「伝わる」提案と合意形成
戦略的なクリエイティブ戦略が完成したら、いよいよクライアントへの提案です。どんなに素晴らしい戦略やデザイン案も、クライアントにその価値が伝わり、合意が得られなければ絵に描いた餅です。
文脈に合わせた伝え方の調整
提案・合意形成において重要なのことの1つは、提案する相手と文脈に合わせて、情報や伝え方を調整することです。特にBtoBの場合、意思決定に関わる人が複数いることが多く、それぞれの関心事や立場が異なります。
例えば、大企業の担当者の方に提案する場合、その方が社内の稟議を通しやすいように配慮することが重要です。提案書には、プロジェクトの背景、目的、具体的な成果目標(KPI)、実行スケジュール、必要なリソース、そして投資対効果(ROI)の見込みなどを明確に記載します。デザイン案そのものだけでなく、それがどのような戦略に基づき、どのようなビジネス成果に繋がるのか、論理的に説明できるストーリーラインを構築します。稟議資料にそのまま転用しやすいような構成や表現を意識することも、時には必要になります。
具体的な変化や情熱を持った語りかけ
一方、中小企業の経営者の方への提案では、より直接的に、その方の経営課題や個人的な想いに響く言葉を選ぶことが効果的です。複雑なフレームワークや専門用語を並べるよりも、「この提案を受け入れることで、あなたの会社がどう変わるのか」「どのような未来が実現できるのか」といった、具体的な変化やメリットを情熱を持って伝えることが重要です。私たちは、経営者の「片腕」となり、共に「使える手札を増やす」というスタンスで、その方が共感し、納得できる言葉で語りかけます。
いずれの場合も、提案は一方的なプレゼンテーションではなく、対話を通じて共感を深め、共に最適な解を見つけていくプロセスです。質疑応答を通じて、クライアントの疑問や懸念に真摯に答え、信頼関係を構築していきます。manoの持つ「いい手、考えよ」という協調的なアプローチは、この合意形成プロセスにおいて強みとなります。
秘訣4:クリエイターとの「共創」で、戦略を最高品質で具現化する
戦略とクライアントの合意が固まったら、いよいよクリエイティブの制作フェーズです。ここでは、戦略を最高品質で具現化するために、クリエイターとの密な連携が不可欠です。
私たちmanoは、社内のリソースに加えて、外部の多様な専門性を持つクリエイターとの強力なネットワークを構築しています。プロジェクトの目的や性質に応じて、目的に最適なクリエイティブチームを柔軟に組成できることが強みの一つです。
戦略とコンセプトを正確に共有し、共通理解を築く
クリエイティブを「なんとなくカッコいい」で終わらせないためには、クリエイター任せにするのではなく、戦略とコンセプトを正確に共有し、共通理解を築くことが何より重要です。私たちがクライアントから引き出したビジネス課題の本質、策定したクリエイティブ戦略、そして目指すべき成果を、クリエイターに深く理解してもらいます。その上で、クリエイターの専門性と私たちの戦略的視点を融合させます。
プロフェッショナリズムへのリスペクト
クリエイターとの協業で大切にすべきことは、お互いのプロフェッショナリズムへのリスペクトです。戦略を共有しつつも、クリエイターの持つ技術、経験、そして独自の感性を信頼し、その力を最大限に引き出す環境を整えることです。活発なコミュニケーションを通じて、戦略とクリエイティブの間に齟齬がないか確認し、必要に応じて調整を行います。この「共創」のプロセスこそが、戦略的に意味があり、かつ品質の高いクリエイティブを生み出す鍵となります。
ビジネス成果に繋がるクリエイティブへの投資を
「なんとなくカッコいい」クリエイティブは、自己満足で終わってしまいがちです。本当にビジネス成果に繋がるクリエイティブは、深い課題理解に基づいた明確な戦略があり、その戦略が相手と文脈に合わせた「伝わる」提案で共有され、多様な専門性を持つクリエイターとの「共創」によって最高品質で具現化されたものです。
私たち合同会社manoは、まさにお客様のビジネス課題を、戦略とクリエイティブの両面から解決するための「触媒(カタリスト)」として機能することを目指しています。デザイン、経営、クリエイティブ、テクノロジーといった異分野の知見を統合し、社内外の多様な人材を結びつけ、クライアントと共に新たな価値を創造していく。それが私たちの「総合デザイン経営プロデュース」であり、「いい手、考えよ」という精神の根幹です。
あなたの会社のクリエイティブ投資は、本当にビジネス成果に繋がっていますか?もし、「もっと戦略的にクリエイティブを活用したい」「『なんとなく』から脱却したい」とお考えであれば、ぜひ一度私たちにご相談ください。
私たちは、あなたのビジネスの「いい手」を共に考え、戦略的なクリエイティブの力で、具体的な成果へと繋げるお手伝いをいたします。
